いまさら聞けないEX-SDI

業界で標準的に使われているワードや技術など、「え・・・いまさら聞けんよね？」というような情報を
ちょっとだけ掘り下げてみるコーナーです。

いまさら聞けない映像伝送方式

EX-SDI映像伝送方式について

EX-SDI(Extended-Serial Digital Interface)とは、HD-SDIの規格を進化・拡張させた、新しいビデオ信号伝送規格です。HD-SDIは100m以上配線を行う際には100m毎にリピーターを使用する必要があり、またそのリピーター用の電源を供給する必要もありました。EX-SDIはHD-SDIのデメリットであった配線距離のデメリットが改善され、高画質高精細な映像を配線距離を気にせず使用することが出来ます。またV PLUSのEX-SDI対応カメラはHD-SDIと互換性を持ち、同軸線1本でカメラの電源供給も行えるハイブリッドワンケーブル仕様となっております。

● V PLUSのEX-SDIはHD-SDI

V PLUSのEX-SDIシリーズは従来のHD-SDIと互換性を持つハイブリッド仕様のため、カメラは従来のHD-SDIとして使用でき、HD-SDI用のアクセサリーも使用が可能です。録画機はEX-SDI・HD-SDIだけではなくアナログカメラにも対応したハイブリッド録画機です。

● EX-SDIの配線距離 単独でも最大500m配線が可能

EX-SDIはHD-SDIよりも長距離の配線に対応し、2ケーブルカメラでも5C-FB使用時に最大500mまで、映像を伝送することができ、レシーバーを使用することでさらに配線距離を伸ばすことが可能です。
レシーバーはHD-SDIと組合せた際にはHD-SDI用リピーターとして使用することが出来ます。
※レシーバーから録画機まではHD-SDI信号での伝送となります。

● EX-SDIのメリット 伝送距離の長短に左右されずに元の映像イメージを伝送

EX-SDIは他のアナログHD規格と異なり、デジタル信号のまま伝送を行うため、輝度信号と色信号の干渉がなく、撮影した映像をDVRまで、元イメージのまま伝送が可能です。
また、映像信号をデジタル圧縮するため、他の信号ノイズ等の干渉に強く、３C-2V同時線を使用した場合でも最大300mの伝送が行えます。
EX-SDIでは他のアナログHD規格とことなり、リプレース後の映像ノイズや色信号抜けがないため、容易に置き換えが可能となります。