Glossary

監視・防犯カメラを中心にセキュリティ機器に関する用語集を掲載しております。

CATEGORY

仮名(あ行~わ行)

アルファベット(A~W)

あ行

アイリス
人の瞳孔と同様に光の量を調節する絞り機能の用語。手動(手動絞りレンズ)と自動(オートアイリス)の2種類があり、監視カメラでは昼間と夜間に異なる光量を一定の明るさに保つためアイリスで光量を手動または自動で調整する。
アスペクト比
液晶モニターに表示される画面の縦比:横比の比率のこと。4:3と16:9に分けられ、カメラ側とモニターで合わせる必要がある。アスペクト比が異なるとモニターに映し出される映像が狭くなったり、縦または横に伸びた表示となる。
圧縮
デジタル映像やビデオデータをサイズを小さくし、ファイルサイズを削減する処理のこと。ファイルサイズを削減することでハードディスクなどの記憶装置により多くのデータを記録でき、データのやり取りにかかる時間を短縮することができる。
アナログカメラ
初期の防犯カメラから使用されている規格。同軸ケーブルで映像を伝送することができ、モニターに直接接続するだけで映像の表示が可能。アナログハイビジョンと比べ、ノイズに強いためエレベーター等では現在も使用されている規格。
アナログハイビジョン
デジタル化された情報をアナログ信号に変換し同軸ケーブルを使って伝送する規格。規格はAHD、HDCVI、HD-TVIの3種類があり、最大ピクセル数は8MP(4K)まで策定されている。
アラーム出力
レコーダーやカメラ側で設定したイベントをトリガーとして外部機器へ信号を伝送する機能または端子を指す。アラーム出力を使用することで、イベント発生時に回転灯を光らせたり、ブザーを鳴らす等アラーム機能を作動させることが可能。
暗視カメラ
暗いところでも撮影可能なカメラとして、「暗視カメラ」と「赤外線カメラ」の2種類がある。
暗視カメラとは、暗視補正により光の届きづらい薄明り(低照度)の場所でも鮮明にカラーで撮影が可能だが、光のない暗闇での撮影は不可。
赤外線カメラとは、人の目では見えない赤外線光を補助光として用いることで光のない暗闇(0Lux)でも白黒にて撮影が可能。
イーサネット
コンピューターネットワークの通信規格の一つで、有線LANケーブル等のケーブルを用いたネットワーク接続での信号送受信で広く使用されている。
イメージセンサー
レンズから入ってきた光の情報を、電気信号に変え画像などのデータにする役割を果たす。このイメージセンサー(撮像素子)はCCDとCMOSの2タイプに分類される。
色温度
光の色を表しており単位ケルビン(K)使用し表示される。数値が大きいほど青み(寒色)が強く、小さいほど赤み(暖色)が強くなる。
色収差
レンズが画像を集光した際に、波長が異なる光ごとに色ずれやにじみを起こす現象のこと。
色信号
色には、輝度(明るさ)、色相(色合い)、彩度(鮮やかさ)の3要素があり、色相と彩度を色信号と呼ぶ。
インターレース
テレビやディスプレイに画面を表示させる走査方式のこと。水平方向に走る走査線を2つに分け、それぞれ1本おきに伝送、これを2回繰り返すことによって1枚の画面を完成させる。デジタルテレビに移行する前のテレビ放送はこの方式が採用されていた(NTSC方式)。別の走査方式ではプログレッシブ方式がある。
映像信号
映像を電気信号化しモニターやテレビ等へ映像を伝送する信号のこと。
映像伝送装置
カメラの映像や音声の信号を遠隔地に送る装置のこと。
映像入力
映像信号を受信するためのポート。同軸カメラではBNCコネクタ、ネットワークカメラではLANコネクタを使用する。
映像分配器
1つの映像信号を複数の出力に分配させるための装置のこと。1台の監視カメラ映像を複数の監視モニターやディスプレイに表示できる。
エクステンドモード
PoEハブの付加機能として搭載されている長距離伝送モード機能のこと。通常、LANケーブルは100mまでの配線となり、100m以上の配線を行うには100m毎にネットワークハブを追加する必要がある。
エクステンドモード対応ハブではエクステンドモードに切替えることにより、最大250mまでの配線が可能。
配線長が長くなる分、伝送帯域が10/100Mbpsから10Mbpsに低下するため、ネットワーク設計の際には注意が必要となる。
オートアイリス
環境の明るさに応じて自動的にレンズの絞り(アイリス)を制御する機能。カメラの設置場所や撮影条件が変化しても、常に適切な露出でクリアな映像を得ることが可能。
オートアイリスにもDCアイリスとVideoアイリスの2つがあり、DCアイリスではレンズ側でアイリスを制御し、Videoアイリスでは光量に合わせてカメラ側でアイリスを制御する。
オートフォーカス
被写体を自動的にピント合わせする機能。被写体が動いたり、撮影条件が変わったりしても自動的にピントを調整することで、素早く正確な撮影が可能。
現在では電動バリフォーカルレンズに搭載されており、レンズの画角調整後に自動でフォーカスを合わせる機能もオートフォーカス(One Push Auto Focus)と呼ばれることもある。
オート電子シャッター
昼夜の光量に合わせて自動的にシャッター速度を調整し、明るさの調整やノイズ対策をし映像を最適化する機能。値が低いほど、低照度環境下でも明るくなるが残像の多い映像となり、値が高いほど暗くなるが、ブレのない映像になる。

か行

解像度
画像や映像などの画素の密度を示す数値。解像度が高いほど画像や映像がより詳細で滑らかに、低い解像度では画像が粗くなり細かな情報が欠けてしまう。
画角
映像をとらえる範囲の角度のことで、アングルともいう。画角はレンズの焦点距離と撮像画面の大きさで決まり、画角が広いカメラは広いエリアをカバーし、狭い画角を持つカメラは特定の場所や物体を詳細に捉えることが可能。
可視光
人間の目で感じることのできる光のこと。自然光と人工光の2つが可視光として呼ばれる。
画素数
画像やディスプレイ、カメラなどの画素(Pixel:色や明るさ)は細かい点(ドット)で構成されていおり、画素数はその点の数。画素数が大きいほどファイルサイズも大きくなる。
監視カメラの場合は200万画素や500万画素が一般的。
カメラマウント
カメラをフィクサーやハウジング、三脚等に固定する接合部をカメラマウントと呼び、防犯カメラでは接続する際のねじに1/4インチねじを使用している。
画面解像度
ディスプレイやデバイス画面の画素の数。画面解像度が高いほど、ディスプレイの画面がより鮮明になる。
レコーダーが高解像度の画面解像度を選択できる場合でも、モニター側が対応していない場合は映像が表示されなくなるため、画面解像度を変更する場合はレコーダーとモニター側の対応解像度の確認が必要となる。
画面分割機
複数のカメラ映像を1つのディスプレイ上で分割して表示するためのデバイスまたはソフトウェアを指す。これによって、監視対象のエリアや複数のカメラの映像を同時にモニタリングできるようになる。
初期の防犯カメラシステムでは分割機を使用し、分割した映像をレコーダーで録画していたが、現在ではレコーダーに分割表示機能が搭載されているため、録画を必要としない場所で使用されている。
カラーバースト
色信号において送信した信号を受信機側で正しく色情報同期するための基準に使用される信号を指し、色同期信号やバースと信号とも呼ぶ。
ガンマ補正
カメラやディスプレイなどの機器によって出力される画像が、人間の目で見たときに適切な明るさや色味になるように補正する機能。
輝度
画面の明るさを指し、単位は「cd/m2」(カンデラ)で表す。数値が高いほど明るくなる。
輝度信号
輝度を表す信号のことで主にY信号と呼ぶ。 輝度信号で映像の形や輪郭、諧調を表し、色信号を追加することで画像として表示する。
輝度ノイズ
低照度環境での撮影時に感度を上げることで表示されるノイズの1つ。全体的にザラつきのあるノイズを輝度ノイズと呼ぶ。
逆光補正
逆光による明暗差によって被写体が暗くなってしまう状態を補正する機能。背景が明るい逆光状態で撮影する際に、カメラの露出調整機能で明るい部分が白く飛んだり暗い部分が黒く潰れてしまったりする状態を補正する。
防犯カメラでは画面上の指定した領域の明るさを補正させるBLC(バックライト制御逆光補正)と、暗い画像と明るい画像の2つを画像処理し明暗差補正を行なうWDR(ワイドダイナミックレンジ補正)がある。
クライアントソフト
DVRやNVR、ネットワークカメラ等を1対1で接続または、専用のサーバーソフトウェアにアクセスするソフトウェアの総称。
基本的にWindowsOSやに対応したパソコンやスマートフォン、タブレット上からネットワーク経由で各機器に接続し、映像の表示や録画再生、バックアップ等を行うことが可能なソフトウェア。
グローバルIPアドレス
インターネット上に接続する際に使用されるIPアドレスの事をグローバルIPアドレスと呼ぶ。インターネット通信を行うための一意の識別番号(住所のようなもの)となり、プロバイダにより管理され契約後に付与される。
グローバルIPアドレスには従来IPv4規格を用いていたが、インターネットの普及により使用可能なIPv4アドレスが枯渇するため、新規にIPv6の規格が策定された。
グローバルシャッター
撮影時にイメージセンサーが全画素を同時に読み取る方式。そのため高速に移動する車やプロペラなどの被写体を撮影しても歪むことはない。
ゲイン
レンズから入った光を電気信号に変換、増幅する値を指し、光量が多いとゲインが高くなり、光量が少ないとゲインは低くなる。
ケラレ
映像素子の大きさに対してレンズが非対応等により、四隅が映らない現象のこと。
光学ドライブ
光メディアの読込み、または書込みが可能な装置の総称。
防犯カメラ用レコーダーではCDやDVD等にデータのバックアップを行う際に使用されていたが、USBメモリの容量が向上したため、現在では採用されることは少ない。
高感度カメラ
暗い場所や光が限られた状況の低照度環境下において、明るくクリアな映像を撮影するカメラの総称。完全な暗闇下での撮影には限界があり、補助光(レーザー光や赤外線光)を用いて使用されることもある。
コントラスト
明るい部分と暗い部分との間の明るさの差を表す指標。高コントラストの場合、明暗の差が大きく鮮明で階調豊かな画像が得られ、低コントラストの場合、明暗の差が少なく画像が平坦で詳細が不明瞭になる。
コンポジット映像信号
映像信号の種類の1つ。同期信号、輝度信号、色信号を合成(コンポジット)したアナログ映像信号のことで、主にアナログビデオやアナログカメラに利用されている赤・白・黄色の3つのコンポジット接続で映像を伝送する信号を指す。

さ行

最低被写体照度
カメラが被写体を撮影するために必要な最低限度の照度のこと。「Lux(ルクス)」という単位で表され、数値が低いほど暗い場所での撮影が可能となる。
サブネットマスク
IPv4方式で使用されるネットワークをIPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることにより、ネットワーク範囲を指定し使用する。
255の値は1対1の通信となり、0では254台まで接続が可能。大規模ネットワークを構築する場合、サブネットマスクの値を変更することで接続可能な端末数を増やすことができる。
サンプリングレート
音声等のアナログデータをデジタル信号に変換する際、1秒間に情報の標本(サンプル)を何回計測したのかを表す指標。
シェーディング
カメラの光学系による周辺の減光や映像素子の感度不均一性などにより、被写体を撮影した際の明暗むら、色むらが起こる現象を指す。
シェーディング補正を行うことにより、明暗むらや色むらを補正することが可能。
シャッタースピード
シャッターが開いている時間のことで、1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表し、値が少ないほど露光時間が増え、低照度環境下でも明るくなり、残像が増える。
値を高くすると露光時間が少なくなり暗くなるが、ブレが少ない映像を撮影することが可能。
終端抵抗
電子機器の終端(始発点から流れる電流が最終的に行き着く電気回路の末端)での電気的反射が起こることを回避するために回路内に入れる抵抗のこと。
集中電源ユニット
2線式(映像線と電源線の2本で配線する)カメラではDC12V出力のACアダプターでの電源供給が必要となるが、カメラの台数が多くなるほど、ACアダプターが多くなり、コンセント等の制約が発生する為、
複数台の電源が供給可能な集中電源ユニットを使用することが多い。集中電源ユニットではサービスコンセントを搭載している機種が多いため、レコーダーとモニターの電源をサービスコンセントから供給することで、
必要なコンセントを少なくすることも可能。
信号線
機器同士をつなぎ、信号の伝送を行うケーブルの総称。防犯カメラ用としてはPTZカメラの制御や外部センサー等を接続する際に使用される。
スイッチングハブ
LANケーブルを利用した通信ネットワークの中継装置で、NVR(ネットワークビデオレコーダー)とカメラを中継器としてつなぐ役割を持っており、高速でデータを転送・制御することができる。
名称の通り、スイッチング(切替)を行っており、機器から送られてきたデータを解析し、指定の機器に伝送する。単純にハブと呼称されることも多く、1000BASE-Tに対応したハブをギガハブやギガスイッチングハブとも呼ぶ。
ズーム
撮影対象の画像を拡大縮小する機能のこと。光学ズームとデジタルズームの2種類がある。
光学ズームはレンズの中心点からイメージセンサーまでの距離を変化させることにより被写体を拡大させ、高画質かつ詳細なままクリアに映し出される。
デジタルズームは撮影された画像をPCのソフトウェア上で引き延ばし、被写体を拡大して表示するため、元の画像よりも粗くなり画質が低下する傾向がある。
ズーム比
カメラレンズにおける最大望遠と最大広角の焦点比率のこと。光学〇倍と表記されることもある。光学〇倍表記の場合でも使用されているレンズの焦点距離が異なるため、レンズを選定する際には焦点距離を参考にすることが望ましい。
ストリーミング
音声や動画などのマルチメディアファイルを転送・再生する方式のこと。データのダウンロード後に視聴を開始するのではなく、データを受信しながら同時に随時再生していくと言うのが特徴。
スルーアウト(ループアウト)
ビデオ機器のカメラ映像入力を分配器なしで、他のビデオ機器に分配すること。変換器や一部のレコーダーに搭載され、入力された映像をそのまま出力することができる。
赤外線LED
人の目には見えない波長の赤外線光を発するLEDのこと。カメラの使用されている映像素子は赤外線LEDの発する波長を捉えることができ、低照度となる夜間時に投光することにより、光量を維持し、夜間時の撮影を可能にする。
赤外線LED照射時はカメラの映像に赤外線LEDの色が載ってしまうため、通常赤外線LED照射時はカメラは白黒映像に切替え撮影を行う。
波長が低いほど人の目で見ることができるため、一般的に使用されている赤外線LED(波長850nm)以外にも人の目では可視が不可能に近い赤外線LED(940nm)を用いた不可視の赤外線LEDもある。
照度
物体や場所に照らされた光の明るさや強さの尺度。Luxと言う単位が使われている。
焦点
凸レンズの中心部に対して垂直に入る光の線を光軸(レンズの軸)と呼び、光軸を凸レンズに当てた際に光が屈折し光軸上の1点に集まる点を焦点と呼ぶ。
焦点距離
レンズからイメージセンサーまでの距離を指し、mmで表記される。焦点距離の値が小さいほど画角が広くなり、値が高いほど画角は狭くなるが大きく映る。
赤外線照射距離
赤外線照射が届く距離までのこと。カメラは照射距離範囲しか撮影することができず、一般的な照射距離は20~30メートルと言われている。
赤外線投光器
赤外線光を発する補助投光器。初期の防犯カメラでは夜間撮影時に補助光がないと撮影することが困難な環境等で使用されていたが、現在では赤外線LED搭載カメラが普及したため、使用用途は少ない。
しかし赤外線LED搭載カメラのみでは十分な映像を撮影できない環境下での使用や、高感度カメラなどと組合せて使用されている。
センサー入力
レコーダーやカメラ側に外部機器から出力された信号を受け取る機能または端子を指す。パッシブセンサーやマグネットセンサー等の外部センサーを組み合わせて録画を行ったり、メール送信等を行うことができる。
走査線
テレビ画面やディスプレイにおいて、画像を表示するために光を発する水平方向の線のこと。

た行

帯域
通信やデータ伝送において使用可能な周波数範囲やデータ転送速度の幅のことを指し、一般的にはヘルツ(Hz)やビット/秒(bps)といった単位で表される。
耐衝撃性能(IK)
IEC(国際電気標準会議)で定められた62262で規定されている電気機器筐体の耐衝撃性能を表す保護等級。10段階で分類されており、屋外で使用される防犯カメラではIK10が多く見受けられる。
IK10:40cmの高さから5kgの物が落とされても衝撃に耐えることができる。
ダイナミックレンジ
カメラで1度に撮影(記録する)ことができる明るさの範囲。ダイナミックレンジが広いカメラほど明暗差に強く、明るい部分も暗い部分も詳細に描写できるため、白飛びや黒潰れの少ない映像を可能とする。
デシベル
音圧や音の強さ、電力比、電気機器の利得の物量を表すのに用いる単位。WDRなども明暗差補正が高いほど値が高いdbで表記される。
デフォルトゲートウェイ
ローカル内のネットワーク機器がインターネット上にアクセスする際にインターネット「出入り口」となる機器を指す。一般的にはルーターを指し、入力するIPアドレスはルーターのIPアドレスを使用する。
電源重畳装置
一般的なカメラでは、映像伝送と電力供給を行うために通常、同軸ケーブルと電源ケーブルの2本を接続する。しかし、電源重畳装置を使用することで、映像線に電力を同時に送ることができ、これにより同軸線1本の配線でカメラの映像伝送と電力供給を可能となる機器を指す。最近では、これをPoC(Power over Coaxial)と呼ぶ。
電子シャッター
電気的に動作するシャッターのことで、シャッター速度は通常1/60秒。高速電子シャッターでは早い動きの被写体でもブレることなく美しい画像を得ることが可能。また、シャッター速度を1/100秒とすると電源周波数50Hz地域での蛍光灯のちらつき(フリッカー)を消すのに有効(フリッカーレス機能)。
電子感度アップ
SENS-UPとも言う。同類後としてDSSが存在。低照度環境下での撮影において、画像の明るさや被写体の可視性を向上させるために使用されるが倍率を高くしすぎると画像にノイズやブレ(残像)が増加する可能性があるためバランスをとる必要がある。
同軸線
アナログカメラはアナログハイビジョンカメラ、HD-SDIカメラの伝送に使用するケーブル。
ケーブルの太さやシールド等により規格が異なり、防犯カメラ用として使用される規格としては3C-2Vと5C-FB、5C-2Vがあり、伝送距離により使用するケーブルを選定する必要がある。
動体検知
人や動物など物体の動きを検知したときのみ録画をおこなう機能のこと。無人のサーバールームや書庫などで人の入室を検知した時だけ録画するため、容量の節約ができるが画像変化(風で木などが揺れた際でも)検知してしまうため
動体検知を使用する場合は検知エリアの設定や感度設定などを行う必要がある。
ドーム型カメラ
半球面状のケースを使用したカメラ。レンズが搭載されており、その丸みを帯びた柔らかい形状から威圧効果が低いため、小売業やコンビニエンスストア、飲食店、個人宅等で多く採用されている。
機種によっては赤外線LED搭載機種や屋外対応の製品もある。

な行

ネットワークプロトコル
コンピューターやデバイスがネットワークを通じて通信する際に使用するルール、規約のこと。プロトコルは、データの送受信、通信の確立や終了、エラーの処理などの方法を規定し、異なるデバイスやシステムが相互に通信し合えるようにする仕組み。

は行

ハウジング
ボックスカメラを屋外で使用する際に金属ボックス。カメラを収納する家という意味でハウジングと呼ばれ、壁面取付金具や天井取付金具等と組合せて使用する。
その形状から威嚇効果が高く、現在でもマンションや商業ビルの屋外でよく採用されている。
バックフォーカス
レンズ群の最後のレンズから焦点(イメージセンサーまたはフィルム)の間の距離を指し、正確なフォーカスを得るためには、この距離を適切に調整する必要がある。
ハレーション
強い光があたったときに、撮像素子面からの反射光がレンズ面などで反射し、被写体像を白くぼやける現象。
バレット型カメラ
発売当初はハウジング一体型カメラと呼ばれ、ボックスカメラにレンズ、屋外用ハウジング、赤外線LEDが全て搭載されたカメラを指す。
屋外での設置で広く普及し、近年ではその形状からバレット(弾丸)カメラと呼ばれる。
バンダルドーム型カメラ
バンダル(耐衝撃性)機能を有したドームカメラ。屋外用のドームカメラでは多くがバンダル型となっており、ドームカバーにポリカーボネートを使用することで、耐衝撃性に優れている。
近年ではヨーロッパで策定されたIK規格で衝撃性能を表示する製品が増えている。
ビットレート
データ転送や圧縮などで使用される用語で、単位時間あたりに転送または処理されるビット(デジタル情報の最小単位)の数を表す。
「ビット/秒」(bps)またはその倍数(Kbps、Mbps、Gbps)で表し、ビットレートが高いほど高画質になるが、録画日数が減少するため環境に合わせた設定が必要となる。
ビデオサーバー
防犯カメラの機器として、ビデオサーバーはアナログカメラなどの同軸カメラをネットワークカメラに変換するためのビデオエンコーダー機能や、逆にネットワークカメラを同軸カメラに変換するためのビデオデコーダー機能を備えた機器を指す。これらの機能を持つ機器を総称してビデオサーバーと呼ぶ。
ビデオロス
接続されているカメラの信号が、何かしらの要因でレコーダーに届かずカメラ映像が出ないことを指す。
ピンホールレンズ
対物側の開口径を小さくし、直径1~5mm程度のピンホール状の穴から撮像できるレンズ。
ファームウェア
ハードウェアを動かす・直接制御するために内蔵されたソフトのこと。F/WやFWと略して表記されることがある。
フィクサー
ボックスカメラを屋内で使用する際に使用する金具。長さの違いがあり、伸縮タイプやL型なども存在する。
プライバシーマスク
映像の一部にマスキング(モザイクやぼかしなど)をし、映像が見えないようにする機能。人の顔や私有地など、プライバシーを守りたい部分を隠すことができる。
プライベートIPアドレス
特定のプライベートネットワーク内(自宅や会社など)で使用されるIPアドレスのこと。
ブラケット
ハウジングを取付ける際に使用する金具の総称。壁面金具や天吊金具、ポール取付金具等をブラケットと呼ぶ。
フランジバック
レンズマウントのマウント接触面から、撮像素子までの距離のこと。バックフォーカスと異なり、レンズではなくレンズの取り付け部がカメラ本体と接触している面から映像素子までの距離が相違点となる。
プリアラーム
アラームが発生する直前の映像を記憶する機能のこと。
フリーズ機能
特定の状況やイベントが発生した際に、カメラが一時的に動作を停止して固定画像を表示する機能。
侵入者、不正アクセスなどを検知した際に、カメラが動作を停止してその状況を確認しやすくしたり、センサーやアラームシステムと連携して、異常が検知された場合にカメラをフリーズさせることで、異常事態に関連する画像を確保することができる。
プリセット
事前に機器の設定値を保存しておくこと。PTZ(水平・垂直・前後方向の首振り)機能の場合、カメラの向きやレンズ位置を事前に登録し、登録したプリセットを呼び出すことで設定した位置にカメラの向きを変更することが可能。
フリッカー
商用電源50Hz地域(日本では東日本地区)で蛍光灯や水銀灯などの影響で画面上にちらつき現象が起こることを指す。フリッカーの原因はカメラのシャッター速度が1/60秒に対して、50Hz地域では蛍光灯などが1/50秒で点滅している状態のタイミングのズレによるもの。そのため、シャッタースピードを1/50秒、または1/100秒に設定するかカメラで使用する周波数を60Hzから50Hzに変更することでとちらつきを抑えることが可能。
プログレッシブ
テレビやディスプレイに画面を表示させる走査方式のこと。水平方向に走る全ての走査線を1本づつ順番に伝送し画面を完成させる。プロブレッシブ方式はインターレース方式に比べ1枚の画像を構成する走査線が2倍になるため、解像度が高く映像がなめらかに表示される。
ボードレンズ
一体型のレンズユニットを指す用語。レンズ自体をカメラのボディに固定して使用、焦点距離はすべて固定となり、交換可能なカメラではレンズを交換することで撮影画角を変更することができる。
固定焦点のカメラにも使用されている。
ポート番号
コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号のこと。一般的にIPアドレスと合わせて使用するため、IPアドレス(住所)、ポート番号(部屋番号)のような関係となり、
IPアドレスの後ろに「:(コロン)」を入力後にポート番号を入力することでポート指定を行うことができる。
遠隔監視をDDNSや固定したグローバルIPアドレスでアクセスする際には、使用されているルーター上でポートフォワード(ポート開放やポートマッピング、静的NAT等とも呼ぶ)の設定が必要となる。
ポストアラーム
モーションやアラーム入力を検知した瞬間から一定時間後までを録画する機能。
ボックス型カメラ
初期の監視・防犯カメラで使用されている形状。箱型カメラとも呼ぶ。一般的なボックスカメラではレンズが非搭載で取付用の金具等が必要となるため、近年では採用率が低いものの、ハウジングと組合せて屋外に使用する。
またその形状から威圧効果が高く、マンションや商業施設等で多く採用されている。
ホワイトバランス
人間の眼では白に見えても、実際光には色(色温度)がついており、蛍光灯・太陽光などの光源により赤っぽかったり、黄色っぽかったりする。この映像を人の目で見た時と同じ白色になるように補正する機能のこと。
ホワイトバランスにはATW(自動追尾型)とAWB(自動調整型)の2方式がある。

ま行

ミラーリング
カメラ1台の映像を2枚のハードディスクに同時保存する機能。確実にデータを残したい場合に使用される。一般的にはRAIDレベル1(RAID1)を指すこともある。
モアレ
撮影する被写体に、規則正しい縞模様があった場合、固体撮像素子(CCDやCMOS)の画素や、モニターの走査線と干渉し発生する縞模様のこと。
モーションブラー
撮影対象物が動いている場合に生じるブレのこと。

ら行

レンズ
レンズの種類は固定、VF、ズームレンズの3種類。
固定レンズ(固定焦点レンズ)とは焦点距離が固定されているレンズの事を指し、ズームやフォーカスの変更ができないが、凸レンズと凹レンズの枚数が少ないため、F値が低く光を通しやすい。
VFレンズ(バリフォーカルレンズ)とは可変焦点レンズの事を指し、ズーム(Tele/Wide)とフォーカス(Far/Near)を個別に調整する事が出来るレンズ。最近では電動で調整可能な電動バリフォーカルレンズも搭載されている。
ズームレンズとは焦点距離を変更しても自動でフォーカスを合わせる事が出来るレンズ。バリフォーカルレンズと比べ、長~超長距離向けのFAレンズを指すことが多い。
レンズマウント
カメラの本体部分とレンズ部分を結ぶために使用される接合部分の事を指す。CマウントとCSマウントと2種類あり、CSマウントが多く採用されている。
C/CS変換リングを使用することでCSマウント対応カメラにCマウントレンズを使用することができる。
レンズ交換式カメラ
ボックスカメラのようにレンズが交換できるカメラのこと。
ローカルIPアドレス
ネットワーク内で使用されるアドレスで、ネットワーク上のデバイスやコンピュータを識別する。特定のローカルネットワーク内でのみ有効なアドレスであり、インターネット上で直接アクセスはできない。
ローカルIPアドレスは、内部通信やネットワーク内のデバイス間の通信に使用される。
ローリングシャッター
撮影時にイメージセンサーの一部が上から下へ、左から右へ順番に読み取る方式。1枚の画像の上部と下部では撮影のタイミングが異なるため、高速に移動する車や電車などを撮影すると被写体に歪みやねじれが生じる。それとは反対にグローバルシャッターもあるが、ローリングシャッターはイメージセンターがローコストなためカメラを安価で入手しやすい。

わ行

ワンケーブルカメラ
電源の供給と映像の伝送を2線式で行うものを1本の同軸ケーブルで行うカメラのこと。専用の電源重畳装置と組み合わせることにより同軸線1本で映像信号の伝送と電源供給が可能となる。

A

AE(オートマチック・エクスポージャー)
読み:エー・イー
英語表記:Automatic Exposure
カメラが被写体の明るさを判断して自動的に露出(露出や絞り)を決める機能のこと。
AF(オートフォーカス)
読み:エー・エフ
英語表記:Auto Focus
被写体に対して自動的にピント合わせする機能。被写体が動いたり、撮影条件が変わったりしても自動的にピントを調整することで、素早く正確な撮影が可能。
現在では電動バリフォーカルレンズに搭載されており、レンズの画角調整後に自動でフォーカスを合わせる機能は調整時の1度のみ動作するため、ワンプッシュオートフォーカス(One Push Auto Focus)と呼ばれることもあります。
AGC(オートゲインコントロール)
読み:エー・ジー・シー
英語表記:Aoutmatic Gain Control
撮影場所に応じて映像の明るさが一定になるよう映像信号レベルの強弱を自動補正する機能。数字を高くするほど、低照度環境下でも明るくなる。
AHD
読み:エー・エッチ・ディー
英語表記:Analog High Definition
2013年に開発した韓国のNextChip社により策定された、アナログ信号を用いてハイビジョン映像の伝送を可能にした規格。
バージョンにより対応している解像度が異なり、登場した当初のAHD1.0では720P(1280×720)までであったが、現在ではAHD4.0(8MP)まで策定されており、日本国内においては最も普及したアナログハイビジョン信号。
ALC
読み:エー・エル・シー
英語表記:Auto Level Control
被写体の明るさに応じて自動でレンズの絞りを調整し、光量を制御する機能のこと。手動バリフォーカルレンズや電動バリフォーカルレンズ搭載機種ではALCが使用されている。
AOC
読み:エー・オー・シー
英語表記:Audio Over Coaxial
HD-TVIやHDCVIで使用可能となった同軸線に映像と音声両方のデータを送信する機能。カメラとDVRともにAOC対応機種の場合、カメラに搭載されたマイク音声を同軸線1本で伝送することが可能。
ATW(オートトラッキングホワイトバランス)
読み:エー・ティー・ダブル
英語表記:Auto Tracking White Balance
撮影対象光源の種類(色温度)を認識し自動的に適切な補正をする機能。
AWB(オートホワイトバランス)は一度だけ撮影開始時に光源の色温度を測定し設定するのに対し、ATWでは撮影中にも定期的に温度測定を行いホワイトバランスを維持します。
AVI
読み:エー・ブイ・アイ
英語表記:Audio Video Interleave
動画ファイルの保存形式のこと。1990年代初めに策定された古い形式であり、動画再生プレイヤーでは標準でサポートされている規格。
AWB(オートホワイトバランス)
読み:エー・ダブル・ビー
英語表記:Auto White Balance
撮影時、自動で光源の種類(色温度)を認識し白を白として認識するために適切な補正をする機能。

B

BLC(バックライトコントロール)
読み:ビー・エル・シー
英語表記:Back Light Compensation
BLC(バックライト制御逆光補正)は撮影エリア内で、指定した領域の明るさを基準に調整し逆光を防ぐ機能。WDRと同じような状況に対応するための機能だが、WDRと異なり明暗差を無くすのではなく、指定したエリアの視認性を維持するためにアイリスを制御するため、指定したエリア外の映像が白飛びしたり、黒つぶれする。
BNC(BNCコネクタ)
読み:ビー・エヌ・シー
防犯カメラ・モニターなどに使用される同軸コネクタのこと。ロック機構が採用されており、主に同軸線を使用するカメラのコネクタや放送業界用の機器に採用される。変換コネクタを用いることで、RCAコネクタやF型接栓からBNCコネクタに変換することも可能。

C

CCD
読み:シー・シー・ディー
英語表記:Charge Coupled Device
画像を電気信号に変換して取り出す半導体素子のこと。光の強弱に応じて電荷を蓄積し、電気信号に変換して出力する機能を持つ。アナログカメラでは映像品質が高くノイズが少ない特徴のため使用されていたが、電力消費や発熱が多く、高解像度化するには不向きなことから、現在の防犯カメラでは高解像度化が容易なCMOSが採用されている。
CMOSセンサ-
読み:シーモスセンサー
CMOSセンサーは、各ピクセルごとに個別の増幅回路が備わっており、感光素子で生成された電荷を直接増幅し、デジタル信号に変換する仕組み。CMOSセンサーはCCDセンサーよりも電力消費が少なく、高速で撮影でき、CCDと比べ高解像度化が容易なため、多くのデジタルカメラやスマートフォン、防犯カメラに広く使用されている。
Cマウント/CSマウント
カメラの本体部分とレンズの取付部分の規格。Cマウントは多くのカメラと互換性があるが、CSマウントは監視カメラ専用のマウントで互換性がない。

D

D&N(デイ&ナイト)
日中など光量がある所ではカラーで撮影されるが、光量の乏しい夜や部屋の照明が落ちるなど、暗くなった際は自動的に白黒で撮影する機能のこと。夜間時に白黒映像にするとカラーノイズが表示されなくなりはっきりと見えやすくなる。
赤外線LED搭載のカメラでは白黒映像時に自動的に赤外線を照射し、明るくなりカラー撮影に切り替わることで赤外線LEDの照射を停止する。
DDNS(ダイナミックドメインネームシステム)
読み:ディー・ディー・エヌ・エス
英語表記:Dynamic Domain Name System
インターネット上の機器にアクセスする際、IPアドレスまたはドメイン名を取得することでアクセスが行えるが、動的に変更されるIPアドレスの固定化には費用がかかることが多い。機器への遠隔アクセスする際、対応したDDNSサーバーに使用する機器を登録することで、動的に変更されるIPアドレス環境下においてもDDNSサーバーから付与したドメイン名で遠隔アクセスを可能にする仕組み。
DDoS攻撃
読み:ディードスこうげき
英語表記:Distributed Denial of Service
インターネット接続されている機器上にプログラムを仕組み、攻撃対象となるWebサーバーなどに対し、大量のパケットを送りつけることで攻撃対象の正常なサービス提供を妨げる行為のこと。
DNR(デジタルノイズリダクション)
読み:ディー・エヌ・アール
英語表記:Digital Noise Reduction
カメラで撮影した映像に発生するノイズを除去する機能。平面に対してのノイズを除去する2DNRと移動方向のノイズを除去する3DNRがあり、いずれかまたは両方搭載している機種もある。
DNS(ドメインネームシステム)
読み:ディー・エヌ・エス
英語表記:Domain Name System
インターネット上で各機器やサイトにアクセスをおこうにはIPアドレスを指定することでアクセスすることができるが、IPアドレスは変更される場合もあり、数値でアクセスすることが容易ではない。そのため、DNSサーバー上でIPアドレスをドメイン名(名前)と紐付け、より覚えやすい名前でアクセスを可能にする管理システムのこと。
DSP(デジタルシグナルプロセッサ)
読み:ディー・エス・ピー
英語表記:Digital Signal Processor
信号の処理をリアルタイムにデジタル処理する画像処理回路のこと。映像処理に特化したDSPをISP(Image Signal Processor)とも呼ぶ。
DSS(デジタルスローシャッター)
読み:ディー・エス・エス
英語表記:Digital Slow Shutter
低照度補正機能のことで、同類語としてSENSE-UPが存在します。シャッタースピードを低速にすることにより、露光時間を増やし通常よりも明るい映像を撮影する機能。
倍率を高くするほど明るくなり、残像が増加する。
DVR
読み:ディー・ブイ・アール
英語表記:Digital Video Recorder
デジタル方式で防犯カメラの映像をハードディスク等に録画する装置。機種によってはアナログ方式のカメラにも対応している。複数のカメラからの映像を同時かつ長期間の録画が可能。

E

ELC
読み:イー・エル・シー
英語表記:Electronic Light Control
昼夜の光量の変化に合わせて電子的に調整し、映像の明るさ一定に調整する機能。単焦点カメラで使用されている。
e-SATA
読み:イー・サタ
英語表記:External Serial ATA
機器に内蔵する光学ドライブやハードディスク等に使用されているSATAケーブルを外付けで使用可能にした規格。
USBのように機器の接続や取外しは容易ではないものの、内蔵ハードディスクと同じ扱いで接続されるため、外部記録装置との高速伝送が可能。またポートマルチプライヤに対応し、ケーブル1本で複数台のドライブを使用することが可能。
現在でもDVRやNVRではe-SATAコネクタが搭載されている機種もあるが、対応製品が限られるため、使用頻度は非常に少ない。
EX-SDI
読み:イー・エックス・エス・ディー・アイ
英語表記:Extended-Serial Digital Interface
2016年ごろに韓国のEYENIX社により開発・策定されたHD-SDI信号を拡張させた規格。
最大8MP(4K)までの解像度と長距離配線(EX-SDI2.0使用時最大700m)が可能、アナログハイビジョンと比べノイズ耐性が高く、デジタル信号での伝送のため信号劣化が少なく高画質伝送が可能となっているが、コストが高く採用率は低い。

F

fps(フレームレート)
読み:エフ・ピー・エス
英語表記:Frames per second
撮影時に1秒間に何枚画像を送信するのかを、フレームレート(Frame per second)と言う。1秒間に送れる枚数が多いほど画像は滑らかになり、少ないとカクカクと硬い動きになる。テレビアニメなどは30Fpsが主流だが、防犯カメラでは3~15fpsが多く使用されている。
F値
読み:エフち
レンズの絞りを最大に開いた時の明るさをF値と呼び、数値が小さいほど映像は明るくなり、大きいほど映像は暗くなる。

H

H.264
読み:エイチ にーろくよん
動画圧縮方式の規格でAVC(Advanced Video Coding)とも呼ばれ、初めて広く普及したビデオ圧縮規格。画像圧縮率が高いため、データサイズの大きくなる高画質データを必要とする場合に有効。また、データを小さく出来ることから、ネットワークにかかる負荷を軽減する事ができる。
H.265
読み:エイチ にーろくご
動画圧縮方式の規格でHEVC(High Effiency Video Coding)とも呼ぶ。H.265はH.264の後継として登場した圧縮規格で、H.264と比較するとデータ圧縮率が約2倍に向上しており、ブロックノイズを除去する仕組みが強化されているため、映像の画質も向上。
HDCVI
読み:エッチ・ディー・シー・ブイ・アイ
英語表記:High Definition Composite Video Interface
中国のDahua社が開発・策定したアナログ信号をも敷いてハイビジョン映像の伝送を可能にした規格。
バージョンにより対応している解像度が異なり、現在では8MP(4K)対応のHDCVI4.0まで策定している。Dahua社自体が販売しており、世界的にも普及しているが対応しているオプション品が少ない。
HDMI
読み:エイチ・ディー・エム・アイ
英語表記:High-Definition Multimedia Interface
2002年に策定された高画質映像と音声を1本のケーブルで伝送する規格。HDMIには対応するバージョンにより伝送可能な解像度や帯域が異なる。現在ではHDMI1.4、HDMI2.0(プレミアムハイスピード)、HDMI2.1(ウルトラハイスピード)がある。
HDR(ハイダイナミックレンジ)
読み:エイチ・ディー・アール
英語表記:High Dinamic-range Rendering
明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所の差が大きい環境下での撮影でもキレイな映像を残せる機能。WDRと同様の機能となります。
HD-SDI
読み:エッチ・ディー・エス・ディー・アイ
英語表記:High Definition-Serial Digital Interface
2011年ごろに放送業界で使用されていたHD-SDI信号をEYENIX社が防犯カメラ用としてISP(Image Signal Processor)を開発し販売を開始、同軸線を使用した防犯カメラとしては初のフルハイビジョン映像の撮影が可能となった。
フルハイビジョン映像に対応したネットワークカメラシステムよりも安価なため、広く普及するもAHD等のアナログハイビジョン信号が登場すると信号規格のデメリット(配線距離問題や経年劣化による信号レベルの低下、コスト等)により
その座を明け渡すこととなったものの、デジタル伝送による高画質を求めるユーザーが好む傾向にある。
HD-TVI
読み:エッチ・ディー・ティー・ブイ・アイ
英語表記:High Definition Transport Video Interface
2014年に米国のTech Point社より開発・策定されたアナログ信号を用いてハイビジョン映像の伝送を可能にした規格。バージョンにより対応している解像度が異なり、現在では8MP(4K)対応のHD-TVI4.0まで策定差ている。中国のHIKVISON社に採用されたことから、AHDと同様に広く普及している。
HLC(ハイライトコントロール)
読み:エイチ・エル・シー
英語表記:High Light Control
撮影時に車のヘッドライトなどの強い光源を画像上で覆う(マスク)機能。映像上の一定量上の光源部にマスクをすることで、視認性を上げる。駐車場入り口や高速道路の料金所などで使用されている。

I

IPS
読み:アイ・ピー・エス
英語表記:Intrusion prevention system
ネットワークセキュリティにおいて、保護を行うコンピュータや情報端末を外部からの不正なアクセスに自動的に対応するための仕組みのこと。
IPSパネル
読み:アイ・ピー・エス パネル
液晶パネルの起動方式の1つ。角度による映り方の変化が少なく正確な色表示が可能なため、TNパネルと比較すると応答速度も低いものの、多数で映像を見るような監視用途として最適なパネル。
IPアドレス
インターネット上のコンピューターやデバイスを識別する番号で、家やオフィスの住所のようなもの。インターネット上では、各コンピューターやデバイスにはそれぞれ異なるIPアドレスが割り当てられ、これにより情報がどのコンピューターに行き届くかを正確に決定することができる。
IPカメラ(ネットワークカメラ)
ネットワークに接続して使用するカメラのこと。 機器本体にコンピュータが搭載されておりIPアドレスでの制御が可能なため、単独での運用も可能です。現在の防犯カメラの規格としては主流になりつつある規格。
IP規格(防水・防塵規格)
IEC(国際電気標準会議)が定めた規格で、電気製品の防塵・防水性能を表す表記。表記は「IP66」のように IP + 数字2桁 で明記し、最初の数字が防塵・最後の数字が防水の保護度合いを表し、数字が高いほど保護レベルが高くなる。
IRカットフィルター
デジタル画像における不要な赤外線を取り込まないようにするためのフィルター。昼間は太陽光に含まれる赤外線をフィルターすることで可視光(普段人が見ている世界)のみを通し色彩豊かな映像を撮影し、
夜間時カメラの赤外線LED照射時はフィルターを外すことで赤外線光を通すことができ、赤外線LEDによる夜間撮影が可能とする。
ITV
読み:アイ・ティー・ブイ
英語表記:Industrial Television
ダム監視、発電所、製鉄所などの工業用に使用された初期の監視カメラを指す用語。現在ではCCTVやSurveillanceを用いることが多い。

J

JPEG
読み:ジェイペグ
静止画像専用の圧縮方式の1つで、主に2つの圧縮方式がある。画質を若干劣化させる方式と画質を劣化させない方式を選ぶことが可能で、前者を選択した際は画質劣化の程度を指定することができる。
また圧縮率はおおよそ1/10~1/100程度と言われている。

L

LANケーブル
読み:ラン ケーブル
両端にRJ45コネクタを接続し、ネットワーク通信する際に使用するケーブル。伝送速度や対応帯域により規格が異なる。基本的には配線長は100mまでとなるが、リピーターやネットワークハブを使用することで延長が可能。
LANコネクタ
読み:ランコネクタ
コネクタの正式名称はRJ45。電話線で使用するRJ11よりも大きく、LANケーブルと組み合わせて使用する。一般的にケーブル側のコネクタをRJ45(オス)機器側のコネクタをRJ45(メス)と呼ぶ。
LED(発光ダイオード)
読み:エル・イー・ディー
英語表記:Light emitting Diode
半導体レーザ(LD)と同じくp-n接合に電流を流して発光させる半導体発光素子。半導体材料の違いで紫外、可視、赤外域のさまざまな波長の光を発光させることが可能。近年では赤外線LEDのほか、白色LED搭載の防犯カメラも商品化されている。
LPR
読み:エル・ピー・アール
英語表記:License Plate Recognition
車のナンバープレートを認識する機能。自動でナンバープレートを認識する機能はANPR(Auto Number Plate Recognition)やALPR(Automatic License Plate Recognition)と呼ぶ。
カメラの搭載された機能の1つで車を撮影した際にナンバープレートを認識し、キャプチャやトリガーとして使用することができる。また対応したレコーダーと組み合わせることにより、ナンバープレート検索等を行うことも可能。
この機能に特化したカメラをLPRカメラとも呼ぶ。
Lux(ルクス)
照度(光の明るさや強さの尺度)を表す単位。例:室内 500~700Lux、薄暗い部屋 100Lux、満月の夜 0.3Lux、星明り 0.001Lux

M

Motion JPEG
読み:モーション・ジェイペグ
英語表記:Motion JPEG
映像データの圧縮方式の一つ。JPEG画像をパラパラマンガのように次々と表示しに動画にする。圧縮がなく、画質が劣化しないが、H.264等に比べファイル容量が大きくなる。
MPEG
読み:エムペグ
映像データの圧縮方式の一つ。画像の中の動く部分だけを検出し保存するなどしてデータを圧縮。主にMPEG-1、MPEG-2(MPEG-3と統合)、MPEG-4の3つの規格が存在し、それぞれ圧縮率が異なるのが特徴。再生品質はMPEG-1がVHS並み、MPEG-2がDVD映像やデジタルテレビ並み。またMPEG-4はインターネット上での高速伝達を実現する規格で、圧縮率が高いことが特徴。
MPEG-4
読み:エムペグフォー
MP4(エムピーフォー)とも呼ばれ、ビデオやオーディオなどのマルチメディアデータを効率的に圧縮・伝送・保存するために使用される圧縮方式の一つで、MPEG規格の一部。
他のMPEGフォーマットよりも高い圧縮率を持ち、より効率的にデータを伝送・保存できるため、インターネット上でのストリーミング動画、デジタルビデオの再生、ビデオ会議、また携帯電話やタブレット、デジタルカメラなどのモバイルデバイスでも広く利用されている。
MTBF
読み:エム・ティー・ビー・エフ
英語表記:Mean Time Betwoon Failure
平均故障間隔。システムや機器が故障するまでの平均値=連続稼働可能時間の平均値を表している。

N

NAS
読み:ナス
英語表記:Network Attached Storage
ネットワークに接続することが出来るハードディスク(記録/保存装置)。外付けタイプのハードディスクにあるデータを2台以上のパソコンで編集したい場合、編集する度に繋ぎ変えが必要だが、NASの場合LANケーブルでネットワークに接続し、ワイヤレスでデータの編集かつ、複数の機器から同時アクセスが可能。近年ではネットワークカメラ対応機種やNASベースのNVRも登場している。
NDフィルタ
読み:エヌ・ディーフィルタ
英語表記:Neutral Density
レンズから取り込む光の量を減らすためのフィルター。昼間に夜間の設定を行う場合に使用する。
NTP
読み:エヌ・ティー・ピー
英語表記:Network Time Protocol
カメラの時刻をサーバーから受信した正確な時刻と同期させるためのシステム。正しい時刻設定が維持されていないと、事件や事故を記録した映像データの証拠能力が担保されなくなる。
NTSC
読み:エヌ・ティー・エス・シー
英語表記:National Television System Committee
アメリカで採用されたアナログテレビ放送の規格の名称。NTSC対応カメラは走査線数やフィールド周波数、映像周波数帯域などNTSC方式の各規格に準拠したカメラのこと。
NVR
読み:エヌ・ブイ・アール
英語表記:Network Video Recorder
NDR(Network Digital Recorder)とも呼ばれる。ネットワーク型監視カメラの映像を録画保存する装置のことを言い、カメラのレンズ部をコントロールできるものや関連機器への電源を供給する中継機器の役割を兼ねることもある。

O

ONVIF
読み:オンビフ
英語表記:Open Network Video Interface Forum
IPネットワークカメラやビデオ管理システム(VMS)などのセキュリティシステムの相互運用性を向上させるために設立された標準化フォーラムのこと。
カメラの光学制御やPTZ (パン・チルト・ズーム) 制御、イベントハンドリング、Video Analytics, ストリーミング、セキュリティなど、バージョンごとにネットワークカメラの利用に必要なインターフェイスを定義している。
OSD(オンスクリーンディスプレイ)
読み:オー・エス・ディー
英語表記:On Screen Dysplay
映像上にカメラの設定項目(輝度やコントラスト、言語など)を表示させカメラの映像調整を可能にする機能。

P

P2P
読み:ピーツーピー
英語表記:Peer to Peer
受信者と直接通信をしてファイル(データ)を共有できる通信技術のこと。通常ネットワーク通信はサーバーを介して接続るすがP2Pではエンドポイント同士(パソコンやスマートフォン)で接続し通信を行う。そのため通信速度が早く、端末が動作していればいつでも通信可能。有名なところではLINEの写真や動画の共有の仕組みにP2P技術が使用されている。
PoE
読み:ピー・オー・イー
英語表記:Power over Ethernet
LANケーブルを接続し電源を供給する技術。PoE対応カメラであればLANケーブルを接続することでカメラに電力が供給されるため、ACアダプターや電源工事が不要。
PoEには通常のPoE(IEEE802.3af:最大15.4wまで供給可能)やPoE+(IEEE802.3at:最大30wまで供給可能)、PoE++(IEEE802.3bt:最大90wまで供給可能)の規格があり、使用するカメラによって使用するPoE機器を選定する必要がある。
また、PoEハブやNVRのPoEポートは配線方式の違いで1236線を使用するAlternative Aと4578線を使用するAlternative Bがある。
PoEスイッチングハブ
読み:ピー・オー・イー スイッチングハブ
PoE給電に対応したスイッチングハブの呼称。単純にPoEハブとも呼ばれる。PoE受電対応機器と接続する事で、LANケーブル1本での信号伝送と電源供給が可能となる。PoEハブは電源供給量が仕様で決まっており、接続する機器の台数、消費電力を考慮し、選定する必要がある。
PTZカメラ
Pan:パン=水平方向、Tilt:チルト=垂直方向、Zoom:ズーム=前後方向の略で、水平・垂直・前後方向の首振り機能を備えたカメラをPTZカメラという。広い範囲を1台で確認する場合に利用されることが多く、弊社製品のV450などが該当する。

R

RAID
読み:レイド
英語表記:Redundant Arrays of Inexpensive Disks
複数のハードディスクドライブを、1つのハードディスクドライブのように運用・管理する技術。複数のハードディスクへ分散して記録するため、データ保存の高速化や故障時のデータ復旧などが可能に。RAID-0からRAID-6まで7つのレベルが存在し、それぞれ高速性や安全性が異なる。
RCA端子
読み:アール・シー・エー たんし
1930年に策定された電気信号両端にRCAピンプラグを使用した映像、音声伝送用ケーブル。最近では使用用途は激減したものの、防犯カメラ用レコーダーの音声出力等に使用されている。
RGB出力
光の三原色 赤(RED)、緑(GREEN)、青(BLUE)の3つの色信号を使って様々な色を再現し、画像やビデオを表示する方式。モニターやテレビ、スマートフォンなどのデバイスではRGB出力が標準的な映像出力インターフェースとして採用されている。
ROI
読み:アール・オー・アイ
英語表記:Region of Interest
映像内の中から指定した複数のエリアの画質やフレームレートを維持しつつ、指定エリア外の解像度やフレームレートを下げることで使用するデータ量を削減する機能。
RS-232
読み:アールエス にーさんに
電子機器間でシリアル通信を行うための通信規格。コンピュータのシリアルポートと周辺機器を接続する仕様として、かつては広く普及していたが、近年ではより高速かつ長距離配線が可能なRS485/422が普及しており、RS-232の使用は減ってきている。
RS-485
読み:アールエス よんはちご
電子機器間でシリアル通信を行うための通信規格。RS-232と比べ遠距離通信やノイズに強い信号伝送を可能にするために設計されており、複数のデバイス間で双方向通信が可能なため、近年では機器制御用の一般的な通信規格となっている。

S

S/N比(シグナルノイズ比)
読み:エス・エヌひ
英語表記:Signal Noise
カメラの出力信号(シグナル)レベルと雑音(ノイズ)レベルを、デシベル(dB)単位にしたもの。値が高いほどノイズが少ないことを表す。
SATA
読み:サタ
英語表記:Serial Advanced Technology Attachment
HDDや光学ドライブ等の内蔵する記録媒体の接続規格。
2000年頃以前は機器の接続にはIDE(ATAまたはパラレルATA)ケーブルが採用されていたが、高速化されていく機器にIDEケーブルでは対応することが難しくなり伝送方式をパラレル(並行)、からシリアル(連続)に転換し、速度を向上させた。現在ではSATAもバージョンが3.0まで向上し、さらなる速度向上が図られている。

T

TNパネル
読み:ティー・エヌー パネル
液晶パネルの起動方式の1つ。角度による映り方の変化が大きいが、応答速度が速く遅延が少ないため映像表示時の残像が少ない。またコストが安価なため採用率が高い。

U

UPnP
読み:ユー・ピー・エヌ・ピー
英語表記:Universal Plug and Play
ネットワーク機器をUPnP対応ルーターと接続すると自動的にポートフォワード設定を行う機能。作業を行わなくてもすぐに遠隔地の機器と通信したり利用できるネットワークプロトコル。
USB
読み:ユー・エス・ビー
英語表記:Universal Serial Bus
1996年に登場したパソコンと周辺機器を接続するシリアルバス規格。現在ではUSB3.0などバージョンアップが図られ、転送速度も向上しており、防犯カメラ用レコーダーでの採用も進んでいる。
防犯カメラ用レコーダーでは操作用のUSBマウスやバックアップ用のUSBメモリを接続する際に使用する。
UTC
読み:ユー・ティー・シー
英語表記:Up The Coaxial
アナログハイビジョンカメラのフルハイビジョン(AHD,HD-TVI、HDCVIともに2.0以降)で採用された同軸線経由でのカメラ制御機能。A-CPやUCCというようにメーカーにより、名称が異なるが機能は同じ。
従来、カメラ側のコントローラーを使用し、OSDの表示やレンズコントロール等を行っていた操作をDVR上から行うようにする仕組み。現在ではPTZカメラの操作も行うことができる。

V

VAパネル
読み:ブイ・エー パネル
液晶パネルの起動方式の1つ。コントラスト比が最も高く、鮮やかな黒色の映像表示が可能。視野角も広い製品もあるが、応答速度が他のパネルよりも遅いため、映画鑑賞やオフィスワーク等での採用率が高い。
VCA
読み:ブイ・シー・エー
英語表記:Video Content Analysis
「映像解析技術」のこと。監視・防犯カメラで撮影された映像から人検知、侵入検知、退出検知、妨害検知、ラインクロス、人数カウントなど様々な機能を使用し映像分析を行い、イベントトリガーとして使用が可能。
VGA
読み:ブイ・ジー・エー
英語表記:Video Graphics Array
1987年に策定された規格。対応していた解像度VGA(640×480)からVGAと省略されることが多いが、正確にはVGA端子またはコネクタ名のD-Sub15ピンや伝送する信号からアナログRGBとも呼称される。
古くから使用されている規格の為、対応する解像度はフルハイビジョンまで、信号もアナログとなるためパソコン等での採用も減少しており、補助的な立ち位置となる。
VMS
読み:ブイ・エム・エス
英語表記:Video Management System
監視・防犯カメラで撮影された映像の表示、保存、検索、送信を制御するソフトウェア。VMSを使用することにより、遠隔地でのカメラ映像の確認、複数台のカメラ映像の管理を行うことが可能です。

W

WDR(ワイドダイナミックレンジ)
読み:ダブル・ディー・アール
英語表記:Wide Dynamic Range
シャッター速度を変えて、撮像した2つの画像を合成して取り出すことで、暗いところは明るく、明るいところは暗くし、暗いところも明るいところも両方見えるようにする機能。逆光、西日、照り返しなどの明暗さが大きい環境下でも、クリアで自然な状態の被写体を映し出すことが可能。同類語としてHDRがある。